こんにちは、エイコク堂です。
あくまで私の見解ですが、函館が誇れるモノと言ったら、やはりミシュラン・グリーンガイド・ジャポンで三つ星の夜景でしょうか。私はもう20年以上観てません。今回の帰省でも夜景は観に行かなかったです。他にも幕末の城跡五稜郭や朝市などたくさんありますが、個人的にオススメするのは現函館市尾札部町(おさつべちょう)、旧南茅部町(みなみかやべちょう)から1975年に発見された中空土偶です。中が中空で、南茅部町で発見されたので、一文字づつ取って「茅空(かっくう)」と呼ばれています。
1975年とは昭和50年、わたしが高校生の頃です。情報に疎い時代だったうえに、世に興味のない高校時代ですから、そんなニュースを知る良しもありませんでした。翌年の1976年の旧ソ連のミグ戦闘機が飛来した時は授業中でしたので鮮明に覚えていますがね。轟音とともに黒い機体が校舎の窓から見えた記憶があります。話を戻しますが、尾札部町は真昆布で有名な街です。発見されたのはじゃがいも畑だったそうです。
函館市内からは車で小一時間です。以前は活汲(かっくみ)の山越えでしたが、トンネルが出来てからは簡単に行けます。
2004年に函館市と南茅部町が合併し、2006年からこの著保内野遺跡(ちょぼないの)一帯で調査が始まりました。結果、一帯の遺跡が縄文時代後期(約3200年前)の集団墓だとわかり、この中空土偶(愛称茅空)が2007年に北海道初の国宝に指定されました。
函館縄文文化交流センターはこの国宝中空土偶が常設展示されています。必見です。
中空土偶は、高さ41.5cm、幅20.1cm、重さ1,745gで、中空土偶としては国内最大級だそうです。そして、何より凄いのはフラッシュと三脚無しならば撮影可なんです。
しかしながら私自身、暗闇の撮影はダメで、この遠巻きからの一枚のみ辛うじて見られるかな。と言う程度です。申し訳ありません。沢山撮ったんですけど(´;ω;`)ウッ…
土偶の文様は当然縄模様です。よく見ると中々凝っていて、簡単に縄を押し当てただけだけでは付かない、付けるにはとても技量がいる文様だとわかります。スゴイ技術や知識があったんだと容易に想像できます。
チケット売り場の横には注意書きが貼ってあります。このセンターは道の駅(とても小さい)が併設されていますが、駐車場にキャンピングカーなどで車中泊は個人的にはお薦めしません。著保内野は熊の巣だと子供の頃に教わりましたから。今は違うかもしれませんが、この注意書きで思い出しました。
少し車を走らせると10分位の近所にも国指定の大沼遺跡もあります。竪穴式住居跡があり復元されています。ここは広いですよ。
縄文交流センターは平日は朝9時から開館しています。子供にはツマラナイかもしれませんが色々勉強にないますよ。
今日はこの辺で。
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